遠くの街

チャーテ

2015.11.08

チャーテ 白・緑

高知のご当地食材初挑戦シリーズ(?)今回は「チャーテ」です。
毎年秋になると、一盛り100円くらいで売られている、ごつごつの洋梨のような形をした野菜チャーテ。魅力的なお値段に惹かれつつ、調理の仕方も食べ方も分からずで、挑戦できずにいました。今回緑と白のチャーテを2玉ずつおすそわけでいただいたので、初めてのチャレンジとなりました。

別名ハヤトウリ、千成瓜

チャーテは熱帯アメリカ原産のウリ科の植物で、高知と九州の一部の地域のみで食べられている野菜。日本では最初に鹿児島に伝わったため、「薩摩隼人」の名から「ハヤトウリ」と名付けられたそうです。丈夫で簡単に育てられ、1つの苗からいくつも鈴なりに実をつけることから「千成瓜」とも呼ばれるそうです。高知では「チャーテ」の名で親しまれているため、かえって実態が謎に包まれていましたが、ウリの仲間なのですね。
旬は10〜11月。常温で日持ちのするありがたい野菜です。

トゲとアクにご注意

チャーテのトゲ
それではいざ調理。大きめの緑色のチャーテには表面にトゲがありました。

包丁を入れた感触は、音でいうと「ヌッ」という感じで、他の野菜に例えるならじゃがいものような感じ。半分に切ると、真ん中にひとつ平たい種がありました。

チャーテのアク
無駄にかっこよく撮れた一枚。みずみずしいラ・フランスのよう。

切ってしばらくすると、断面からぷつぷつと透明な液体が出てきます。水分が豊富なのだなあと触ってみると、妙にぺたぺたした手触り。実はこれ、アクなのだそうです。初めて皮を剥いた時、知らずに触りまくっていたら、あとから手のひらがカピカピになってしまいました。
水ですすぎながら素早く下ごしらえするか、肌の弱い方はゴム手袋をして調理すると良いかもしれません。

4つ割りにしてりんごの芯を取り除くように種を取り、皮を剥きます。ごつごつしている上に包丁が滑るのでご注意を。
スライスして水にさらすか、塩もみをしてアクを抜いてから料理に使います。

茹でても炒めても、和洋中万能なチャーテ

チャーテのツナマヨサラダ

おすそわけして下さった方のおすすめの食べ方は、サッと下茹でして酢の物にするというもの。あいにく酢の物に合う具がなかったので、ツナマヨで和えてサラダにしてみました。
シャキシャキした歯ごたえとあっさりした味で、大根のツナサラダを食べているような感じでした。余ったものを翌朝チーズトーストに乗せても美味しかったです。

チャーテのツナマヨサラダ

ひき肉とチャーテの中華炒め

水にさらしてアク抜きしたチャーテとインゲン豆、ひき肉を合わせて中華炒めに。チャーテが旨味をぎゅっと吸って、止まらない美味しさでした。レシピを検索してみると、豚肉との相性が良いようです。

チャーテといんげんとひき肉の中華炒め

チャーテ自体の味にはくせがないので、炒め物や煮物、スープやサラダ、酢の物、漬物など幅広く使えそうな食材です。白色より緑色のものの方がやや固く、少し青くささが感じられたので、生で食べるなら白いものの方が良さそうです。

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味や食べ方だけでなく、包丁を入れる感覚まで全く未知の食材なんて、なかなか出会えるものではありません。貴重なチャーテデビューをさせていただきました。
蓋をあけてみれば、何にでも合う気のいい野菜だったチャーテ。今年の秋は、いろんな食べ方で楽しんでみたいと思います。

参考リンク

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