とぼとぼくん

梅雨どきアロマ

2015.06.13

梅雨前線が北上しています。ジメジメむしむしスッキリしないお天気に、気温や気圧も不安定で、体調を崩される方も多いのではないでしょうか。
梅雨の「とぼとぼくん」では、この時期を少しでも快適に過ごすためのレシピをお届けしていこうと思います。もっとも、とぼとぼくんは年中梅雨どきみたいな体調なのですが。

香りと灯りでリラックス

とぼとぼくん「気分がわるいよ〜。眠れないし喉が詰まる感じもするし、スッキリしないなあ」

「ピンポ〜ン。おとどけものでーす」
とぼとぼくん「わあー、アロマライトだ!」

アロマライト

具合が最も悪く、実家での療養を余儀なくされていた頃、友人が誕生日プレゼントにアロマライトを贈ってくれました。ライト上部にオイルを落とし、灯りの熱で香りを広げるタイプのものです。香りだけでなく、やわらかな灯りが穏やかな気持ちにさせてくれます。このアロマライトをきっかけに、私のとぼとぼアロマライフがはじまりました。

手軽に香りを楽しむ方法

アロマオイル(エッセンシャルオイル、精油)は、専用の道具がなくても楽しむことができます。一番簡単なのは、コットンなどに数滴垂らして置いておく方法。ほのかな香りが数時間かけて部屋に拡散します。
お湯を張った洗面器やカップにオイルを数滴垂らし、湯気と一緒に香りを吸い込む方法も手軽で効果的です。※顔を近づけるときは、オイルの蒸気が目に入らないように注意してください。

これらの方法は火や電源を使わないので、寝るときにも安心して楽しむことができます。入院した時にはお守り代わりにラベンダーのオイルを持って行き、タオルに垂らして枕元に置いていました。

梅雨どきアロマ3選

植物の香り成分を濃縮させたアロマオイルは、心身に様々な効果をもたらしてくれます。人工的に合成された香料とは全く別物で、アロマオイルに出会って好きになった香りがたくさんあります。同じ植物でも、メーカーによって印象が変わるのも興味深いです。

奇しくもとぼとぼくんの好きなアロマオイルが梅雨どきにぴったりだったので、その作用を彼のひとことコメントと共にご紹介します。(参考図書:「アロマテラピーの教科書」)

ペパーミント

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辛味と甘さのあるクリーンな香り。緊張してあがってしまいそうな場面では冷静さや平常心を取り戻し、悲観的すぎる場面では心身に活力を与えて、精神のバランスを回復させます。

◎身体へのはたらき
【胃腸の不調、吐き気、低血圧、頭痛、肩こり、腰痛、歯痛、風邪、発熱 など】
消化不良や便秘など、消化器系の不調に効果的。静脈やリンパの流れを促進し、滞った血液や老廃物を流す作用があります。

◎心へのはたらき
【精神疲労、意欲の低下、無気力、記憶・集中力の低下、興奮 など】
心に活力を与え、頭をクリアにします。環境の変化を経験して間もない頃に用いると、変化を消化・受容して、新たな直感やひらめきを生む助けになります。
とぼとぼくん「ミントの爽快感、清涼感はじめじめしがちな梅雨にぴったりだよ」

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ローズマリー

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爽やかでリフレッシュできる香り。脳に活力を与えてやる気や自信を引き出すため、勉強や仕事に集中したいときにもぴったりです。

◎身体へのはたらき
【慢性疲労、気管支炎、副鼻腔炎、中耳炎、頭痛、冷え性、肩こり、腰痛、筋肉痛、便秘、下痢 など】
耳鼻咽頭系や消化器系の症状に効果的。血液循環を促進する作用があり、冷え性や疲労にも効果があります。デオドラントや肌の清浄・収れん作用に優れ、スキンケアやヘアケアにも役立ちます。

◎心へのはたらき
【不安、緊張、イライラ、不眠、精神疲労、無気力、記憶・集中力の低下 など】
気持ちの乱れや、過敏になった神経を鎮める作用があります。頭をすっきりさせ、気分転換や意識の集中を助けます。
とぼとぼくん「キリリとした香りが頭や心をしゃんとさせてくれるよ」

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ラベンダー

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甘みと爽やかさのあるハーバルな香り。心身の痛みを和らげる効果があり、心・身体・感情・精神すべてのバランスをとる香りです。

◎身体へのはたらき
【頭痛、胃痛、筋肉の痙攣・痛み、月経痛、冷え性、高血圧、怪我、免疫低下 など】
鎮痛作用があり、あらゆる痛みと痙攣のある症状に効果的。副交感神経を活性化して自律神経系のバランスを整え、心身症的な症状を緩和します。脳内のセロトニンの分泌を促すともいわれています。

◎心へのはたらき
【興奮、緊張、不安、恐怖、うつ状態、マタニティケア、PMS、不眠 など】
心を鎮めて緊張を和らげます。身体だけでなく、心の痛みや憂い、鬱積した感情を洗い流し、静けさと安らぎをもたらす作用があります。
とぼとぼくん「優しい香りでリラックス効果ばつぐんだよ」

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本を読むといろんな作用が書いてありますが、やっぱり自分の好きなもの・ピンとくる香りを選ぶの一番効果的だと思います。
そうして選んだ香りが、その時必要としているものだったりするのも面白いところです。

ちなみに私が一番はじめに選んだのは「ベルガモット」という柑橘系のアロマオイルでした。その作用を読んでみると……

最悪の状況のとき、救いになる香り。厚く立ち込める暗雲に差し込む、一筋の光のような精油。
抑圧された感情と漠然とした不安から心を解放し、深い部分からゆっくりと整え、穏やかでバランスのとれた精神状態に戻してくれる。深刻な体験のあと感情が麻痺してしまい、何も感じられないときに使うと、脳の視床下部の安定を図るとされています。
「アロマテラピーの教科書」より

う〜ん、ぴったりですね。

香り+腹式呼吸で安眠効果倍増!

先日書いた腹式呼吸についての記事のなかで、息をうまく吸うコツとして鼻の奥で息をすることを挙げました。実はにおいを感じる器官「嗅球」は、その鼻の奥にあるのです。

においのメカニズム
においのメカニズム

嗅球でとらえられたにおいの刺激は、嗅神経を通って脳へ伝えられます。においを感じる脳の部位は、大脳辺縁系の本能行動や記憶・感情・自律神経系を司る部位の近くにあります。
視覚や聴覚など他の感覚が理性を司る部位を経てから大脳辺縁系へ伝えられるのに対し、嗅覚は直接伝わるため、本能や感情、心身のバランス調整に強い影響を与えるとされています。
また、空気と一緒に吸い込まれた精油成分は、肺の毛細血管を通じて血液に入り、全身へ運ばれます。

こうしてアロマオイルは心身に様々な作用をもたらすのですね。

良い睡眠は健康維持の礎。好きな香りをいっぱいに吸い込んで腹式呼吸すれば、心身ともにリラックスして眠りにつくことができます。
ちょっとした不調やすっきりしない気分が続くと、肉体の疲労や神経衰弱につながりやすくなります。1日の終わりに自分の身体と対話して、手軽にできることから早めにケアしていけると良いですね。

参考図書

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