造形室ノート

編集中記 #01

2015.06.16

本のあとがき、雑誌の編集後記、リトルプレスやZINEの作者のことばを読むのが好きです。
PRESS.mjmj には終わりがないので、あとがきもないのですが、オープンして1ヶ月の経過を振り返ってみたいと思います。

今月の更新 2015年5月〜6月

この1ヶ月に更新した記事は18本で、内訳は以下の通りです。

一番たくさんの方に読んでもらえた記事は「遠くの街」のスタート記事で、次が PRESS.mjmj 全体のスタート記事でした。読んでくださった皆様、ありがとうございます。

PRESS.mjmj を始めて感じた3つの効果

このようにまとまった文章を続けて書くのは初めてのことですが、当初想像していたよりも、私の生活に良い効果をもたらしてくれています。

サードプレイス的効果

サード・プレイスとは、コミュニティにおいて、自宅や職場とは隔離された、心地のよい第3の居場所を指す。
サード・プレイス – Wikipedia

プライベートな日記帳でも仕事でもないアウトプットの場ができたことで、日常に新しい風が吹き込むようになりました。
記事の更新は週末が中心になっていますが、平日にも断片的に記事を書き進めたり、調べ物やメモをすることが良いリフレッシュになります。家と職場との往復の間にワンクッション・切り替え装置ができた感じです。

曖昧な知識と考えの深掘り効果

人様の目に触れる場で何かを伝えようとすると、曖昧な知識はきちんと調べ直して、できる限りわかりやすく整理するという作業が自然に発生します。「教うるは学ぶの半ば」ということわざがあります。教えるというほどでなくとも、この作業はすごくためになります。それに取り扱っているテーマが興味のあることなので、単純に楽しいです。
また、自分の思いや考えについても、文章にすることでぼんやりしていたものに輪郭ができるようになりました。今までもやもやと思考の堂々巡りをしていたのが、書くことによって一旦「済み」状態になり、次へ進める感覚が得られるようになりました。

表現の基礎体力向上効果(予感)

まだ始めて1ヶ月なのでこの効果は実感できていませんが、結果そうなればいいなという希望・予感です。
ブログ記事という小さいながらもひとつのコンテンツの中で、日常的に企画や構成を考え、文章を書いて編集し、ビジュアルを作る。記事ごとにちょこっとマークアップ・コーディングし、ブログ全体の成長に合わせてデザインにテコ入れし、「どう見せるか」を考えていく。これらを続けることが、自分の表現力を総合的にアップさせてくれることを願っています。

6割の情報と3割の感覚と1割のエモ

なんとなく出来つつあるマイルールです。
1つの記事を書くのにかけている時間配分ともいえます。
「情報」は読んでわかる内容。一般的な事実・情報と、自分の考えや意見も含めた記事の文章です。
「感覚」は写真や図などの画像、改行や行間などの視覚的な要素、読んだ時のリズム感など。
「エモ」は個人的な思いをぶつけたキラーフレーズ(?)です。
ブログでありながら、日記というよりは「web上のリトルプレス」を作るつもりではじめた PRESS.mjmj。貴重な時間を割いて読みに来てくれた人に「良い情報が得られた」でも「見ていて何となく良い気分」でも「うーん共感!」でも、何かしらプラスの感情が届くといいなと思っています。

見た人に得があること

最近頭の中をまわっているのは、2008年に見た服部公太郎さんの「物(モノ)」展に、彼の上司であるアートディレクター佐野研二郎さんがおくった言葉です。

服部公太郎展に期待するもの
ハッピーであること/アートを身近にするもの/媚びないこと/勇気があること/実験があること/見に来た人に得があること/学生には決してできないこと/デザイナーらしい展示/デザイナーらしくない展示/日本人しかできないこと/裏切りがあること/2ヶ月後も展示を思い出せること/服部が何者なのか決して捉えられないこと
第28回 グラフィックアート『ひとつぼ展』グランプリ受賞者個展|服部公太郎展『物(モノ)』(2008.3.24 月 – 4.3 木)より

自分なりのフィルターを通して「見た人に得がある」ことを伝えられるよう、楽しみながらPRESS.mjmj を育てていきたいと思います。
引き続き、どうぞよろしくお願いします。

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