とぼとぼくん

からだの湿気をとるスープ

2015.06.22 ,

じめじめ梅雨の季節、部屋の中だけでなく身体の中にも湿気が溜まるのをご存知ですか?
とぼとぼくん「なんだか体が重だるくて、食欲がわかないよ〜」

もしかしたらそれも、体内に溜まった余分な湿気が原因かもしれません。

2015.8.16 追記
夏の冷えや胃腸の不調、だるさ対策についての記事を書きました。夏には夏の養生がおすすめです。

邪魔な湿気「湿邪」のしわざ

身体に溜まってしまった過剰な湿気のことを、東洋医学では「湿邪(しつじゃ)」と呼ぶそうです。

湿邪は外から入ってくる「外湿」と体内から生じる「内湿」に分かれ、いずれも身体にさまざまな不調を引き起こす原因となっています。
湿邪の特徴は、重くて粘り気があり、停滞しやすいこと。身体のだるさや鈍い痛み、水分の停滞によるむくみ、胃の不調といった症状が現れますが、その症状は治りにくく、ずるずると長引くこともあるため注意が必要です。
梅雨の養生|イスクラ産業株式会社

梅雨どきの過剰な湿気がもたらす不調には、2つのタイプがあります。

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◎外湿タイプ:頭や身体のだるさがサイン
湿気の多い環境や高温多湿な気候など、外からの要因で水分が溜まる「外湿」。頭痛や身体の重だるさ、むくみ、皮膚のトラブルなどを引き起こします。梅雨は自然界に湿気が多く、体内の水分が外に出ていきにくくなるのです。

◎内湿タイプ:胃腸の不調がサイン
もともと代謝の悪い体質であったり、冷たいものや生もの、甘い物の摂りすぎなどの生活習慣が要因で水分が溜まる「内湿」。食欲不振や胃もたれ、下痢など胃腸の不調を引き起こします。

余分な湿気を追い出す3つの生活習慣

こうしたちょっとした不調も、悪化すれば胃腸障害やうつ状態、関節痛、アレルギー症状などを引き起こしかねません。

未病とは、病気になる手前の体の状態のこと。なんとなく不調だったり、不快な状態です。調子が悪くなってから対処するのは、火事になってから消化器を買いに行くようなもの。未病のうちに食事や生活を整えることが大切です。
若林理砂『冷え取りごはん うるおいごはん』より

普段できることから都度処理をしていけば、大病に至らずに過ごせるという訳です。
毎日の生活の中でできる、体内の湿気を追い出してめぐりをよくする3つのポイントをまとめました。

① 汗をかく

散歩やジョギングなどの軽い運動をすると、水分が汗となって排出されます。ストレッチも、血のめぐりを良くするのに有効です。お風呂をシャワーで済まさず湯船に浸かったり、半身浴で汗をかくのもおすすめです。

ただし、湿度も気温も高い梅雨は熱中症にも注意しなくてはいけません。必要な水分補給は欠かさずに行いましょう。(参考:熱中症の起こりやすい時期 – 大塚製薬

過剰な水分を溜め込んでしまうことが問題であり、必要な水分を摂る・不要な水分を出すという循環を良くすることが大切なのです。

② 身体を冷やさない

冷えは体内に水分を溜め込む要因になります。冷たい飲み物や生の食材のとりすぎに注意します。冷房の効きすぎる場所ではひざ掛けを利用したり、雨に濡れたらすぐ乾かすか着替えるようにしましょう。

③ 旬のもの、香りの良いものを食べる

旬の野菜や果物にはその季節に合った作用があります。発汗作用や利尿作用、気のめぐりをよくする食材を選びます。食べ物のパワーで梅雨を快適に乗り切る方法を次の章にまとめました。

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梅雨の湿気をとる食材

◎頭や身体がだるい「外湿」タイプにオススメ
キーワード「湿気を発散」

◎胃腸が不調の「内湿」タイプにオススメ
キーワード「胃腸を元気に」

身体を観察してバランスを整える

食べ物のもつ性質について、鍼灸師の若林理砂さんはこう話しています。

私が大切に考えているのは食べ物の「温める」「冷やす」作用と、体内の水分を調節する「乾かす」「うるおす」作用です。これらを知って、様々な季節の食材を体質に合わせて調理することで、自分を美しく健康に保つことができます。
若林理砂『冷え取りごはん うるおいごはん』より

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冷えも湿気も取り除き過ぎると、身体が熱をもち過ぎたりカラカラに干からびてしまい、また別の問題が出てきます。身体のバランスがどちらに崩れているかを観察し、その時に必要な食べ物を採って調整するのがコツなのですね。

気温の変化が大きい季節には、日によって食事を工夫することも大切です。
調理方法は「生 < 茹でる < 蒸す < 煮る < 焼く < 炒める < 揚げる」の順に温め効果が高くなります。寒い日には身体を温め、暑い日には身体を冷やす作用のある食材・調理方法を選びましょう。

わたしの湿気をとるスープ

以上のことを踏まえて、とぼとぼくんに「からだの湿気をとるスープ」をつくりました。

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余分な湿気を取ってくれる豆が主役のスープです。ミックスビーンズといんげん豆、豆苗を入れました。その他にもこんな食材が入っています。

仕上げにチーズを落とすと、豆との相性ぴったりで美味しかったです。

とぼとぼくん「からだがあったまってホッとするよ。
スープご飯にすれば、食欲のないときでも食べやすいね〜」

その日の自分の身体や住んでいる土地の気候に合わせた「本日の湿気とりスープ」
どうぞおためしください。

参考図書・リンク

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