造形室ノート

藍の生葉染め

2015.07.26 ,

関東に遅れること約5日、ようやく四国も梅雨が明けました。
日差しも暑さも申し分のない真夏日、タデ藍の生葉染めに初挑戦しました。

憧れの草木染め

植物が好きになって以来密かに憧れ続けていた草木染め。
ネットなどで作家さん達のお仕事を見ては、いつか自分でもやってみたいと思いを募らせていました。

SS_irorizumu色とリズム さん
シュタイナー幼稚園のお仕事の傍ら、自然への想いとそこから紡がれていく色の世界を、草木染めを通して表現されています。
Instagram:https://instagram.com/irotorizumu/
SS_yurukuruユルクル さん
四国最南端、高知足摺岬のほんの手前で柿渋染めをされています。自分たちが使いたいものにこだわって、ひとつひとつ作られた商品が魅力的。
http://www.yurukuru.com/
SS_maito真糸|MAITO さん
糸作りをベースとしながら、天然素材とメイドインジャパンをコンセプトに、暮らしに寄り添うモノづくりをされています。
http://maitokomuro.com/

ベランダでタデ藍を育てる

通常の草木染めでは、植物の色を抽出したり、布に色素を定着させるための工程が必要です。ところがタデ藍の生葉染めは、火も薬品も使わずにできるとのこと。
そこで今年、一念発起してベランダで種からタデ藍を育てました。

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4月中旬にポットに種を蒔くと、10日程で芽を出しました。草丈5〜6cmの頃に大きなプランターへ植え替えると、ぐんぐん葉を増やして30cmほどに成長しました。
途中水やりをできない日があり、一部の葉っぱが縮れてしまいましたが、脇芽を増やすためにも1回分収穫することにしました。

タデ藍の生葉染めに挑戦

タデ藍の生葉染めでは、動物性繊維の絹(シルク)などはよく染まりますが、植物性の綿や麻は染まりにくいそうです。今回は冷えとりソックスとしてもお馴染みの、絹の5本指くつしたを染めることにしました。

材料・道具

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茎は除き、葉のみを使います。
  • 藍の生葉 20〜60g(染める布の4〜5倍の重さ)
  • 水 500ml
  • 絹のくつした 1足
  • はさみ または 包丁
  • ガーゼのふきん
  • 輪ゴム
  • ボウル または 鍋
  • ゴム手袋
  • 割り箸

染め方

①藍の葉を軽く水洗いし、はさみや包丁で細かく刻みます。

②刻んだ葉をガーゼに包み、口を輪ゴムでしばります。

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蓋が割れた土鍋をボウル代わりに。色が見づらいですが、口が広くて作業がしやすいです。

③水を入れたボウルの中でガーゼ袋をよく揉み、葉の色素を抽出します。(注意:このときゴム手袋をしないと手が真っ青に染まります!)

④15分程揉んで液が緑色になったら、ガーゼ袋をよく絞って取り出します。染色液の完成です。

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染めていくうちに色が緑から青に変化していきます。

⑤くつしたをぬるま湯にさらした後、水気を切って染色液に浸します。色ムラにならないよう、布を液中でよく動かしながら20〜30分染色します。

⑥くつしたを染色液から引き上げ、軽くしぼって屋外へ持っていきます。布を広げてしばらく空気にさらすことで、色素が繊維に定着します。

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水の色が変わらなくなるまでしっかり洗います。

⑦流水ですすぎ洗いをします。定着できなかった色素(濃緑色)が流されて、布が明るい青色になります。

⑧繊維が傷まないようやさしく布をはたき、よく水を切ります。しわや重なりのないように広げて、風通しの良いところで干します。

できあがり!

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乾くと色は淡くなりましたが、やさしいブルーに染まりました。

綿の素材は染まりにくいそうですが、葉を揉むのに使っていたふきんも淡い空色に染まりました(冒頭の写真)。輪ゴムで口をしばっていたので、うっすら絞り染めのような模様がつきました。

ポイント

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タデ藍は夏の終わりに花を咲かせるそうです。
夏の間にもう1回生葉染めをして、秋に種が採れたらいいなと思います。

参考書籍・リンク

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