市場に並んだ食材。塩抜きイタドリ200円、ツワブキ200円、ワラビ100円。他にもトマトやナスやシシトウなど

山笑う、イタドリ

山も新緑で賑わう季節。高知では市場や店先にいろんな山菜が並びます。

イタドリ、ご存知ですか?

山野や道端に生える雑草のような山菜です。茎の中が空洞になっていて節があり、小さな竹のような構造をしています。春になると、市場や店先に並ぶのはもちろん、どこかでひと刈りしてきたのであろうおんちゃんが原付にくくりつけて走っているのを見かけます。

全国的に生えているイタドリですが、高知県の他、限られた地域でしか食べられていないそう。子どもの頃「食べられる草やで」と教えられてかじったところ、その酸っぱさとエグみに目を白黒させた思い出があります。高知へ移住してきて再会し、今では大好きな食材になりました。

イタドリのきんぴら

食べるときは皮をむいて、酸味とアクを抜くための下処理をしてから使います。ありがたいことに、高知では下処理済みのものがよく売られています。

小皿に盛られたイタドリのきんぴら。

今年もこんにゃくとにんじんと一緒にきんぴらにしていただきました。山菜らしい風味とシャクシャクした歯触りが心地よく、ごま油との相性も抜群! ついつい箸が進みます。

カツオのたたきやウツボの唐揚げ、川エビや土佐あかうしなど、海山川の食材に恵まれた高知県ですが、こんな素朴なご当地食材もあるんです。

その土地の季節を味わう日常のお惣菜。もっと知りたい、好きになりたいです。